麻しん(はしか)の予防接種・抗体検査

 麻しんとは?

麻しん(はしか)は感染力が極めて強い感染症で、麻しんウイルスに対する免疫がない方が感染した場合、ほぼ100%の方が発病するといわれています。乳幼児や免疫力の低下している方では肺炎や脳炎などの合併症を併発することもあり、重症のときには死に至ることもあります。妊婦では流産や早産を招くおそれもある疾患です。

症状 

カタル期発熱(38℃前後)、せき、鼻汁など風邪様症状
発疹期一時熱が下がり、再度高熱(39~40℃)、赤色小斑状発疹が顔から全身に広がる
回復期体温が落ち着き、発疹は色素沈着し消退、回復に向かう

予防接種

定期接種対象のお子様はMRワクチンを公費(無料)で接種可能。時期目安:1回目は1歳、2回目は6歳(年長)

定期接種の対象ではない方は任意接種となります。

<年代別の予防接種回数>

昭和47(1972)年9月30日以前の生まれの方定期接種はありませんでしたが、自然に麻疹に感染し、免疫がある人もいます。
平成2(1990)年4月1日から昭和47(1972)年10月1日生まれの方1回の定期接種の対象者。十分に免疫がない可能性があります。
平成2(1990)年4月2日以降の生まれの方定期接種を2回受けています。2回接種していればほとんどの方は十分な免疫を持っています。

当クリニックでは定期接種・任意接種での予防接種を実施しています。電話や受診時に相談ください。

抗体検査

採血で麻しんウィルスの抗体があるか調べることができます。

当クリニックでは、麻疹ウィルスの抗体検査を受けることができます。電話や受診時に相談ください。

☎072ー737ー9275