RSウイルスワクチン「アブリスボ®筋注用」取り扱い開始

RSウイルスとは

RSウイルスより引き起こされる呼吸器感染症のことをRSウイルス感染症といいます。

RSウイルスは世界中に分布しており、乳幼児から大人まで誰もが感染するウイルスです。ただし、一度かかると、二度と感染しないということではなく、何度も感染をくり返します。

RSウイルスに感染すると、4~5日の潜伏期間を経て、発熱、せき、鼻水などの上気道炎の症状がみられるようになります。
上気道炎の症状が数日続いた後に快方に向かう場合が多いですが、その後にRSウイルスが下気道(気管や気管支など)に感染することで、強いせきや、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難により顔色が青白い、唇の色が青紫色になるなどの下気道炎の症状がみられる場合があります。乳幼児では、2歳になるまでにほぼ100%がRSウイルスに感染するといわれていますが、初めて感染したときは重症化し、入院に至ることがあります。 また、早産児、肺や心臓に基礎疾患などがある乳幼児では、RSウイルスに感染すると重症化しやすいことが知られています。しかし、リスク因子が少ない乳幼児も重症化し、入院するケースが多くあります。

ワクチン対象者

・妊娠28∼36週の妊婦

妊娠中に母親が接種することで出生後の乳児に抗体が移行します。本剤を接種後、14日以上たってから出生した乳児に有効性が確認されています。また、生後6ヵ月までは本剤の有効性が検証されています。

・60歳以上の高齢者

接種方法・料金

筋肉注射 0.5ml投与

料金:33,000円(税込み)

自費接種となります。接種回数は1回です。

ワクチン接種は電話予約でお願いします。Webからの予約はできません。

気になる方は受診時や電話でお問い合わせください。